事故車トラックは買取できる?事故歴・修復歴がある車両を売る方法

事故車トラックは買取できる?事故歴・修復歴がある車両を売る方法

事故で大きなダメージを負ったトラックでも、適切なルートを選べば「事故車」として納得のいく条件で買取してもらえます。廃車費用を払って処分するのは、正直もったいないですよ。

大切な車両が動かなくなると「もう売れないだろうな」と不安になりますが、実は部品や架装、海外への再販など、プロの目から見れば価値が残っているケースは意外と多いんです。

「どこなら高く買ってくれる?」「事故のことは正直に言うべき?」と、悩みは尽きないですよね。

私自身もいろいろな事例を見てきましたが、査定のポイントさえ知っておけば、損をせずスムーズに手放すことができます。無理に修理せず、そのままの状態でプロに相談するのが一番の近道。とはいえ、業者によって引取費用や減額条件はバラバラなので、そこだけは冷静な比較が欠かせません。

この記事では、事故歴・修復歴があるトラックを高く売るための具体的なステップをまとめました。査定でどこを見られるのか、損をしない業者の選び方はどうすればいいのか、詳しく紐解いていきましょう。

最後まで読めば、複数の提案をしっかり比較して、一番有利な条件で現金化する方法が分かります。賢く立ち回って、次のステップへの資金をしっかり残してくださいね。

目次

事故車トラックの買取事情!事故歴があっても売れる理由

事故でボロボロになったトラックを前にして、「これはもう廃車にするしかないかな」と諦めていませんか。実は、事故車のトラック買取は意外なほど需要があるんです。

売却先の種類特徴・強み事故車への対応おすすめ度
事故車専門買取店海外への輸出販路やパーツ販売ルートを豊富に持っている
一般のトラック買取高年式や低走行車には強いが、大きな損傷には消極的
廃車・解体業者主に鉄くずとしての価値で判断。手続き代行がスムーズ

事故車だから価値がないわけではない

「事故車=価値ゼロ」という思い込みは、トラックの世界ではちょっともったいない考え方かもしれません。私たちが普段乗る乗用車と違って、トラックは「仕事の道具」としての側面が非常に強いからです。

たとえ外装がひどく損傷していても、エンジンやミッションが無事であれば、それだけで大きな価値が認められます。実際に、海外では日本製の古いトラックや事故車が修理されて現役で活躍し続けているんですよ。

矢野経済研究所の調査によると、日本の中古トラックは海外での評価が非常に高く、素材や部品としての価値も国際的に認められています。こうした背景があるからこそ、国内では廃車扱いになる車両でも海外販路があれば価値が残るというわけですね。

部品や架装に価値が残る場合がある

トラックの査定で面白いのは、車体そのものだけでなく「載せているもの(架装)」も評価の対象になる点です。クレーンやパワーゲート、冷凍機などの高価な装備は、それ単体でも立派な資産になります。

もし車体のフレームが曲がっていても、取り外したクレーンを別の車両に移植して再利用することが可能です。このように「部品取り車」としての需要が確立されているのも、トラック買取ならではの特徴と言えるでしょう。

また、最近では「リファービッシュ(再生)」の技術も進化しており、使えるパーツを組み合わせて一台の車両を蘇らせる取り組みも増えています。捨ててしまう前に、廃車前の買取査定を一度受けてみるのが賢い選択ですよ。

走行できるかどうかで査定条件が変わる

事故車トラックの査定で一つの大きな分かれ目になるのが、自分の力で動ける「自走可能」な状態かどうかです。自走できるのであれば、オークション会場や港までの移動コストが抑えられるため、査定額にプラスに働きやすくなります。

一方で、エンジンがかからなかったり足回りが大破していたりする場合は、レッカー車や積載車での引き取りが必要になります。この「引取費用」が査定額から差し引かれることになるので、事前に確認しておくのが無難です。

とはいえ、自走不可だからといって買取を断られるケースは稀なので安心してください。専門業者は専用の機材を持っており、どんな状態の車両でも引き取れるノウハウをしっかりと持っているからですね。

動かなくても諦めるのはまだ早いですよ!

トラック査定で確認される事故・損傷箇所

トラック査定で確認される事故・損傷箇所

査定士が事故車のどこを重点的に見ているのか、そのポイントを詳しく解説していきますね。

フレームの損傷

トラックにとって一番大切な「骨組み」であるフレームに歪みや亀裂があるかどうかは、査定額を大きく左右します。フレームは人間でいう骨格のようなもので、ここにダメージがあるとまっすぐ走ることが難しくなるからです。

大きな衝撃を受けた事故の場合、見た目は綺麗でもフレームが微妙にねじれていることも少なくありません。こうした損傷がある車両は「修復歴あり」と判断され、査定額が下がる要因になってしまいます。

ただし、フレーム修正機を持っている業者であれば、修理して再販できるため買取価格を維持してくれることもあります。諦める前に、まずはプロの目でフレームの歪みが許容範囲内かどうかを判断してもらうのが一番の近道ですね。

キャビンの損傷

ドライバーが座る運転席部分である「キャビン」のダメージも、もちろん重要なチェック項目になります。フロントガラスの割れやドアの歪み、ルーフの凹みなど、外観の状態は第一印象に大きく影響するからです。

最近のトラックはキャビン部分に安全装置やセンサーが密集しているため、修理費用が高額になりやすい傾向にあります。そのため、キャビンの損傷が激しい場合は、そのままの状態で査定に出したほうがトータルの収支が良くなることも多いですよ。

【用語解説】キャビンとは、トラックの運転席や助手席が含まれる居住空間のことです。エンジンの上に位置するタイプが多く、衝突時の衝撃を吸収する構造になっています。

エンジン・ミッション

トラックの心臓部であるエンジンと、動力を伝えるミッションが無事であれば、事故車でも高値がつく可能性がグッと高まります。たとえ車体がボロボロでも、エンジンさえ生きていれば「エンジン単体」として売却できるからです。

特に海外では、耐久性の高い日本製のディーゼルエンジンは喉から手が出るほど欲しがられるお宝パーツです。異音がしないか、オイル漏れはないかなど、エンジン周りのコンディションは査定士が真っ先に確認するポイントになります。

「見た目がこれだけ壊れているから、エンジンもダメだろう」と自分で決めつけてしまうのは非常にもったいないです。実際にかけてみて、エンジンが始動することを確認できれば大きなアピールポイントになります。

足回り・タイヤ

サスペンションやアクスル、デフといった足回りの損傷も、走行性能に直結するため厳しくチェックされます。タイヤが変な方向を向いていたり、車軸が曲がっていたりすると、引き取りの際にも特殊な作業が必要になるからです。

タイヤそのものの溝が残っているかどうかも確認されますが、事故車の場合はそれ以上に「ホイールが割れていないか」が重要視されます。アルミホイールなどの高価なパーツが装着されているなら、傷があっても伝えておきましょう。

足回りの修理は非常にコストがかかるため、ここが大破している場合は部品取り車としての査定が中心になります。とはいえ、使える足回りパーツを再利用したい需要は常に一定数あるので、価値はゼロにはなりません。

荷台・架装

トラックの最大の特徴である「荷台」や「架装」の状態は、査定額に大きな夢を与えてくれる項目です。例えば、平ボディ、アルミバン、ウィング車、ダンプなど、形状によって中古市場でのニーズが全く異なります。

特にステンレス製のパーツが多用されていたり、特殊な冷凍機が載っていたりする場合は、事故歴があっても高評価につながりやすいです。架装メーカーの名前や、使用時間(クレーンなど)が分かる資料があれば準備しておきましょう。

架装のチェックポイント
  • パワーゲートの動作に問題はないか
  • クレーンの年式や定格荷重はいくつか
  • 冷凍庫の冷却能力は維持されているか

電装品・安全装置

最近のトラックには、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの高度な安全装置が標準装備されています。事故によってこれらのセンサー類が破損していると、修理には専用のスキャンツールが必要になり、費用もかさみがちです。

一方で、ナビゲーションシステムやドライブレコーダー、デジタコなどの後付け電装品はプラス査定になる可能性があります。事故で壊れていないのであれば、これらも立派な「装備品」としてアピールしてくださいね。

電装系は見た目では故障が分かりにくい部分もあるため、正直に動作状況を伝えることがトラブル防止につながります。安全装置の警告灯が点灯していないかは査定前に確認しておきたいポイントですね。

細かい装備の動作確認も忘れずに!

事故歴・修復歴は査定時にどう影響する?

事故歴・修復歴は査定時にどう影響する?

査定の際によく聞く「事故歴」と「修復歴」。この2つは似ているようで、実はプロの世界では明確に区別されているんです。

事故の程度によって評価が異なる

一言で事故と言っても、バンパーを軽く擦った程度のものから、フレームが大きく曲がるような大事故まで様々ですよね。当然ながら、損傷が軽微であればあるほど、査定額へのマイナス影響は少なくなります。

一方で、フレームや骨格部分にまでダメージが及ぶと「修復歴あり」という扱いになり、評価がガクンと下がることが一般的です。しかし、トラックの場合は乗用車よりも修理して使い続ける文化が根強いため、修理後の価値も一定以上保たれます。

経済産業省の統計によると、自動車の再資源化率は非常に高く、事故車であっても適切に処理・流通される仕組みが整っています。つまり、事故の程度にかかわらず最適な販路を見つけ出せるのが、今のトラック買取市場の強みなのですね。

修理済みでも修復歴を確認される場合がある

「綺麗に直したから、もう事故車じゃない」と思いたいところですが、査定士の目は誤魔化せません。プロは溶接の跡やボルトの塗装の剥がれなどを見て、過去にどのような修復が行われたかを瞬時に見抜いてしまいます。

修復歴がある車両は、将来的に歪みが出たり、金属疲労で強度が落ちていたりするリスクがあると考えられます。そのため、完全に修理が終わっていたとしても、修復歴なしの車両と同じ価格で売るのは現実的に難しいと言えるでしょう。

ただ、修復歴があるからといって買取を拒否されることはまずありません。むしろ、修復歴を前提とした適正価格で買い取ってもらえると考えれば、気持ちも少し楽になるのではないでしょうか。

事故歴や修理内容は正確に伝える

査定の際、事故歴を隠したくなる気持ちはよく分かります。でも、これは絶対に避けてください。後から隠していた事故が発覚すると、最悪の場合は「契約解除」や「損害賠償」に発展する恐れがあるからです。

最初から正直に「いつ、どこを、どのようにぶつけたか」を伝えておくことで、査定士も納得感のある金額を提示しやすくなります。信頼関係が築けていれば、無理な減額交渉をされるリスクも減らすことができますよ。

正直に話すことで、査定士が「このパーツはまだ使えるからプラス査定にしよう」といった工夫をしてくれることもあります。情報の透明性を保つことが結果的に得をすることにつながるわけですね。

写真や修理記録があれば準備する

事故当時の写真や、その後の修理明細書(見積書)は、査定額を左右する貴重な証拠資料になります。これらがあることで、査定士は「どの程度のダメージだったのか」「どこまで完璧に直したのか」を正確に把握できるからです。

特にディーラーや指定工場での修理記録は、その車両のメンテナンス品質を保証するものとして高く評価されます。事故車であっても、しっかりと手をかけて維持してきたことが伝われば、査定士も強気の金額を出しやすくなるんです。

査定時に準備しておきたい書類

嘘をつかずに記録を見せるのがコツです!

事故車トラックは修理してから売るべき?

事故車トラックは修理してから売るべき?

「直してから売ったほうが高いはず」と思われがちですが、実はそのまま売るほうが賢い場合が多いんです。その理由を深掘りしてみましょう。

高額な修理費を回収できるとは限らない

結論から言うと、大抵の場合は「修理代のほうが高くつく」ことになります。例えば、50万円かけてピカピカに直したとしても、査定額が50万円アップすることは滅多にないからです。

買取業者は自社で修理工場を持っていたり、格安で直せるルートを持っていたりします。私たちが一般の整備工場に依頼するよりも安く直せるため、その分だけ現状のままでも高く買い取ることができるわけですね。

つまり、自分で修理代を負担するのは、結果的に「損」を上乗せしているようなもの。特別な事情がない限り、事故車のトラックは現状のままで査定に出すのが鉄則だと覚えておいてください。

修理前に査定を受ける方法

もし迷っているのであれば、まずは「今の状態」で査定を依頼してみてください。多くの業者はオンライン査定に対応しており、スマホで撮った写真を送るだけでおおよその金額を出してくれます。

この際、複数の業者に同じ写真を送って比較するのがポイントです。ある業者は「修理不可」と判断しても、別の業者は「この架装なら高く買える」と判断してくれるなど、業者によって見方が全く異なるからです。

現状の査定額を知ることで、修理するか買い換えるかの判断基準が明確になりますよね。自分で悩むよりも、まずはプロに出してもらった数字をもとに経済的な損得を計算するのが、一番失敗しない方法です。

最低限の安全確認だけ行う

高額な板金修理は不要ですが、査定のために最低限できることはあります。例えば、エンジンルーム内の清掃や、キャビン内の荷物の整理、泥汚れを落とす程度の洗車などは、査定士に「大切に使っていた」という印象を与えるのに有効です。

また、オイル漏れがひどい場合は、拭き取っておくだけでも印象が変わります。ただし、不具合を隠すための小細工は厳禁ですので、あくまで「現状を清潔に見せる」というスタンスを心がけましょう。

最低限の身だしなみを整えるだけで、査定額の交渉がスムーズに進むこともありますよ。過度な修理にお金を使うよりも、車両を綺麗に掃除することに時間を使うほうがコスパが良いと言えますね。

修理費と査定額の差を比較する

どうしても修理したい場合は、修理費用の見積もりと「修理後の想定査定額」を天秤にかけてみましょう。この計算をしてみると、ほとんどのケースで修理せずに売るほうが手元に残る現金が多くなることに気づくはずです。

もしあなたが運送会社を経営していて、保険を使って直せるなら話は別ですが、自費で直すのはリスクが大きすぎます。事故車でも「資産」として正当に評価してくれる業者を見つけることに、全力を注いだほうが建設的ですね。

こんな修理は逆効果かも?

直す前の一手間が、大きな差になります!

動かない事故車トラックを売るときのポイント

動かない事故車トラックを売るときのポイント

自走できない不動車の場合、査定や引き取りには特有の「段取り」が必要になります。

自走できるか確認する

まずは、本当に動かないのかを冷静にチェックしましょう。バッテリーが上がっているだけなら、ジャンプスターターを使えばエンジンがかかり、自走可能な車両として扱ってもらえるかもしれないからです。

エンジンがかかっても「ギアが入らない」「ブレーキが効かない」といった場合は、無理に動かすのは危険ですのでやめておきましょう。自走できるかどうかで、業者が用意する引き取り用車両の種類が変わるため、正確な情報が求められます。

ほんの少し移動できるだけでも、引き取り作業の難易度は大きく下がります。査定を申し込む際には、「完全に不動」なのか「エンジンはかかるが動けない」のかを詳しく伝えるようにしてください。

タイヤやハンドルが動くか確認する

エンジンがかからなくても、タイヤが転がって、ハンドルで舵を切れる状態なら、引き取りは比較的スムーズに進みます。ウインチ(巻き上げ機)を使って、積載車に載せることができるからですね。

一方で、事故の衝撃でタイヤがロックしていたり、車軸が折れていたりすると、クレーン車(ユニック車)で吊り上げる必要があります。この作業には広いスペースと高い技術が必要になり、費用も別途発生することが多いです。

タイヤの状態を正確に伝えることで、当日になって「引き取りができない」というトラブルを未然に防ぐことができます。事前に足回りの状態が確認できる写真を複数枚送っておくのが、デキるオーナーのやり方ですよ。

積載車・レッカーが進入できるか確認する

不動車の引き取りには、大きなレッカー車や積載車がやってきます。そのため、車両が保管されている場所に、それらの大型特殊車両が入り込めるかどうかが非常に重要になります。

狭い路地や、天井の低い車庫、ぬかるんだ空き地などは、引き取り作業が困難になるケースがあります。もし不安がある場合は、事前に周辺の道路状況を業者に伝えて、現地確認をお願いしておくと安心ですね。

「うちの敷地は狭いから無理かも」と心配しすぎる必要はありませんが、状況を共有しておくことで、業者は最適なサイズの車両を手配してくれます。このスムーズな事前調整が、引き取り当日のドタバタを回避する秘訣です。

引取費用を事前に確認する

不動車の買取において、一番の落とし穴が「引取費用(レッカー代)」です。査定額が10万円ついても、引取費用に8万円かかってしまったら、手元には2万円しか残りませんよね。

優良な買取業者であれば、最初から「引取費用込み」の査定額を提示してくれます。逆に、契約直前になって「やっぱりレッカー代として追加で○万円いただきます」と言ってくる業者には注意が必要です。

トラブルを避けるためにも、「この金額はレッカー代や手続き代行費をすべて差し引いた、最終的な手取り額ですか?」とはっきり確認しておきましょう。確定した手取り額で各社を比較するのが、損をしないための絶対条件です。

「実質いくら貰えるか」が全てですよ!

事故車トラックを高く売るための方法

事故車トラックを高く売るための方法

少しでも高く、納得のいく金額で売るための「攻めの査定術」をお伝えしますね。

2〜3社へ同じ情報で査定を依頼する

トラックの買取価格は、業者の「その時の在庫状況」や「持っている販路」によって驚くほど変わります。1社だけに決めてしまうと、その金額が高いのか安いのかを判断する基準が持てません。

そこで、必ず2〜3社の専門業者に査定を依頼するようにしましょう。最近では「ジャパントラックショー」などで注目された最新の再生技術を持つ業者や、海外輸出に強い業者が競い合っているため、比較する価値は十分にあります。

相見積もりを取る際は、「他社にも依頼している」と正直に伝えてOKです。競合がいることが分かれば、業者は他社に負けないよう、最初から本気の査定額を提示してくれる可能性が高くなるからですね。

事故箇所の写真を準備する

オンライン査定をスムーズに進め、かつ正確な金額を出してもらうためには、写真のクオリティが命です。損傷箇所を隠さず、多角的に撮影した写真を準備しておきましょう。

全体像だけでなく、ぶつかった部分のアップ、フレームの状態、キャビン内の様子、そして一番大事なエンジンルームの写真など、10枚程度あれば完璧です。情報が多ければ多いほど、業者は「実車を見なくてもこれなら出せる」と高い金額をつけやすくなります。

不鮮明な写真だと、業者はリスクを考えて「低めの査定額」を出さざるを得ません。スマホで構いませんので、明るい場所で、細部まで鮮明に映るよう意識して撮影するのが高額査定への第一歩ですよ。

架装や付属品の状態を伝える

トラックは「何ができるか」が価値を決める乗り物です。事故で車体が壊れていても、荷台や特殊な架装が生きているなら、それは大きなアピール材料になります。

「この冷凍機は去年オーバーホールしたばかりだ」「クレーンの定期点検は欠かしていない」といった情報は、漏らさず伝えましょう。また、スペアタイヤや工具、予備のキー、取説などの付属品が揃っていることもプラス査定の要素になります。

特に「スマイルカーズ」のような海外販路を拡大している業者にとって、日本製の特殊架装は非常に魅力的な商品です。自分のトラックの「自慢できるポイント」を一つでも多くリストアップしておきましょう。

修理歴・整備記録を用意する

「過去にどこを直したか」「どれだけこまめにオイル交換をしてきたか」という記録は、そのトラックの健康診断書のようなものです。事故車であっても、ベースがしっかりメンテナンスされていた車両なら、部品としての信頼性も高まります。

整備記録簿(点検ノート)が残っているだけで、査定額が数万円アップすることも珍しくありません。逆にこれがないと、どれだけ「大事にしていた」と言葉で伝えても、なかなか客観的な評価にはつながりにくいものです。

グローブボックスの中に眠っている書類がないか、今一度確認してみてください。たった一冊のノートが、あなたのトラックの隠れた価値を証明してくれるかもしれませんよ。

確定手取額で比較する

ここが一番大事なポイントですが、比較するのは「査定額」ではなく「手元に残る金額(手取額)」にしてください。査定額が高くても、手数料や引取費用が後から引かれては意味がないからです。

業者の中には、契約後に「看板消しの費用が必要だ」「名義変更手数料がかかる」と言ってくるケースもゼロではありません。比較の際は、必ずすべての経費を含んだ「コミコミ価格」を確認しましょう。

「名義変更が終わるまで、いくらか保証金として預かります」というルールがあるかどうかもチェックポイントです。最終的に「自分の口座にいつ、いくら振り込まれるのか」を明確に提示してくれる業者を選べば失敗しません。

比較の基準は「振込額」で決まりですね!

事故車トラックを売る前の注意点

事故車トラックを売る前の注意点

売却を決めた後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、以下のポイントを必ずチェックしておきましょう。

事故歴を隠さない

繰り返しになりますが、事故歴や修復歴を隠すのは「百害あって一利なし」です。買取査定には「査定後減額」というルールがあり、後から重大な欠陥が見つかれば、当然その分が差し引かれます。

悪質なケースと判断されると、買取業者との間で法的なトラブルになることもあります。プロの査定士は事故の形跡を見抜くプロですから、隠し通すことはまず不可能です。

「実はここをぶつけて、こう直した」と最初に伝えることで、査定士も信頼してくれます。その誠実さが、結果的にスムーズな取引と納得の査定額を引き出す一番の武器になるんです。

査定後の減額条件を確認する

契約を結ぶ前に、絶対に確認してほしいのが「査定後の減額があるかどうか」です。通常、トラックの買取では実車を見て金額を決めますが、オンライン査定だけの場合は「実車確認時に大幅に下がる」リスクがあります。

「よほどの虚偽報告がない限り、減額はしません」と明言してくれる業者を選ぶのが安心です。また、減額がある場合は「どのようなケースで、いくら下がるのか」という基準を具体的に聞いておきましょう。

契約書を隅々まで読むのは大変ですが、減額に関する項目だけは目を皿のようにしてチェックしてください。契約後のトラブルを防ぐための防衛策として、非常に重要なプロセスですよ。

引取費用を確認する

車両が動かない場合や、車検が切れている場合は、業者が自走できないため引き取り用の車両を手配します。この際の費用が「無料」なのか「有料」なのかを必ず確認しましょう。

特に大型トラックの場合は、引取費用だけで数万円〜十数万円かかることもあります。「買取価格に含まれています」という言葉を鵜呑みにせず、内訳をしっかり把握しておくことが大切です。

もし引取費用が高すぎる場合は、別の業者に相談してみるのも手ですね。自社でレッカー車を保有している業者なら、引取費用を大幅に抑えてくれるケースもあるからです。

契約・キャンセル条件を確認する

「やっぱり売るのをやめたい」と思ったとき、キャンセルができるかどうか、またその際にキャンセル料が発生するかどうかも確認しておきましょう。契約を結んだ直後でも、高額な違約金を請求する悪質な業者も存在します。

一般的には、車両の引き取り前であれば実費負担のみでキャンセルできることが多いですが、条件は業者によってまちまちです。トラブルを避けるためにも、事前に確認した内容をメモに残しておくといいですね。

特に、トラック買取の詐欺対策としても、こうした契約条件の透明性は非常に重要です。曖昧な返答をする業者は避け、条件を明確にしてくれる業者を選びましょう。

名義変更完了を確認する

トラックを売却した後、最も重要なのが「名義変更」です。名義変更が適切に行われないと、手放したはずの車両に対して自動車税の請求が来たり、事故を起こされた際に責任を問われたりする恐れがあります。

良心的な業者であれば、名義変更完了後に新しい車検証のコピーを送ってくれます。この手続きがいつまでに行われるのか、また完了後の連絡はどうなっているのかを契約時に必ず聞いておいてください。

特に会社名などの看板が入っている場合は、確実に消去してもらう約束も取り付けておきましょう。書類上の手続きが完了して初めて、本当の意味での売却が完了したと言えるのです。

手続きが終わるまでが買取ですよ!

事故車トラック買取でよくある質問

事故車のトラックでも買取される場合がある

最後に、事故車トラックを売る際によくある疑問をQ&A形式でまとめました。あなたの不安をここで解消してくださいね。

大きく壊れたトラックでも査定できますか?

はい、損傷がどれほど大きくても査定は可能です。トラックはパーツ単体や架装、さらには鉄資源としての価値があるため、見た目がボロボロでも価値がつくケースがほとんどですよ。

フレームが曲がっていても売れますか?

問題なく売却できます。フレーム修正を行う技術を持つ業者や、部品取りを目的とした業者が買い取ってくれるからです。

フレームの曲がりだけで「価値なし」と判断されることはありません。

事故後に修理してから売った方がいいですか?

基本的には、修理せずにそのまま売ることをおすすめします。修理費用が高額になり、売却価格の上昇分で元を取ることが難しいため、現状のままで査定に出すのが最も経済的と言えますね。

自走できない事故車でも引き取ってもらえますか?

はい、専門業者はレッカー車やクレーン車を用意しているので大丈夫です。ただし、引き取りには別途費用がかかる場合があるため、査定額に引取料が含まれているか事前に確認しておきましょう。

事故歴を伝えないとどうなりますか?

後で必ず発覚し、査定額の大幅な減額や契約解除、最悪の場合はトラブルに発展するリスクがあります。査定士との信頼関係を築くためにも、包み隠さず正直に伝えるのが一番の近道ですよ。

不安があれば何でも業者に聞きましょう!

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この記事を書いた人

トラック買取・査定比較ガイド編集部では、各買取事業者の公式情報や公的機関の資料を確認し、トラックの査定相場、売却手続き、買取業者の選び方をわかりやすく整理しています。公式サイトで確認できない条件は断定せず、売却前に各事業者へ確認するよう案内しています。

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